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柴犬について

小さくピンと立った耳に、くるっと巻いた巻き尾を持つ可愛らしい印象が強い柴犬。少し小さめの柴犬を「豆柴」や「小柴」と呼んでいる人もいるようですが、実際にはそのような種類は登録されていないそうです。毛は二層構造で、硬い直毛とやわらかく縮れた下毛が生えています。日本犬の中では一番小さいのも特徴的です。

起源

昔から猟犬として人と共に生活をしてきた日本の天然記念物でもある柴犬ですが、元は長野県発祥の「信州柴」、岐阜県の「美濃柴」、山陰地方の「山陰柴」と各地特有の特徴を持っている犬種でした。

鎖国が解かれたことで洋犬が日本に入ってくることで雑種が増えてしまったり、戦争などの理由か柴犬は絶滅の危機に瀕してしまいました。最終的に保存運動のおかげで各地の特徴を一つにした「柴犬」として絶滅はせずに済みましたが、各地の特徴は失われてしまった犬種でもあるのです。

飼育管理

柴犬はとても活発で独立心が強い犬種です。飼い主に対しては忠実ですが、攻撃的で警戒心が強い面もあるので、番犬にはとても向いています。

活発的なことからも分かるように、日頃から充分な運動をさせてストレスを溜めこませないようにしましょう。ブラッシングは週１～２回ほどしてあげながら、こまめに抜け毛があれば取り除いてあげるなど、ケアもしてあげてください。