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ペキニーズについて

前足はがっしりしているのに対して後ろ足はほっそりとしていて、胴はずんぐりしています。全身は長毛で隠れているため、ボリューミーな見た目です。外観は美しいと言うよりは獅子のような見た目で、大胆で貫禄のある姿をしています。

起源

中国原産のペキニーズは、チベット原産で現地の寺院で僧侶たちによって飼育されてきたチベタン・スパニエルが祖先ではないか、と言われています。仏教などの思想から獅子に似るよう改良され、「獅子犬」と呼ばれたペキニーズは、宮廷への献上物とされました。

秦の始皇帝などの皇帝に送られ、門外不出と寵愛を受けていましたが、後に戦争によってイギリスの軍人によって５匹のペキニーズがイギリスへと渡ります。その内の１頭がヴィクトリア女王へ献上され、他の４匹も同時に注目されるようになり、イギリスそして世界各国へ広がっていったとされています。

飼育管理

元々は愛玩犬であるため、軽い散歩程度で十分です。暑さには弱く、熱中症になりやすいので暑い時期や暑い地域では冷房をかけて快適な環境にするなどの注意が必要になります。

ダブルコートである上に下毛の量が多いため、ブラッシングは出来れば毎日行いましょう。ブラッシングを怠ると毛が絡まったり皮膚のトラブルにつながる恐れがあります。鼻の周りのしわ部分は汚れが溜まりやすいので、定期的にケアをしてください。