イタリアン・グレーハウンドについて
小柄で細長いシュッとした足を持つ、日本では「イタグレ」と呼ばれているイタリアン・グレーハウンドですが、その美しい曲線と整った体、またサテンのような滑らかで美しいその犬は、気品がある歩き方をする印象が強いようです。
起源
イタリアン・グレーハウンドはかなり古い段階で存在していた犬のようで、沢山の国々で近い姿が絵画やなどで登場しています。イタリアン・グレーハウンドは愛玩犬として小型化され、紀元前5世紀頃にイタリアに渡り、王室で寵愛されていました。
その後イギリスにも渡り、世界各国の貴族階級の人にも愛されるようになりますが、サイズを小さくするだけを目的とした交配が行われ、虚弱体質となり、一時は絶滅の危機に瀕しました。その時に1800年代にアメリカにわたっていたイタリアン・グレーハウンドと交配することで復活をし、再び人気を得るようになったのです。
飼育管理
短毛で抜け毛が少ないために手入れがしやすい犬種ではありますが、寒さにはとても弱いので、健康に気をつけるという意味で服を着せることが必要になってきます。気温が高い時期でも、虫刺されなどを予防するために服を着せる場合もあるようです。
外で走り回る事は好きですが、寒すぎる時期や酷暑など、季節によっては空調の効いた部屋で遊ばせてあげた方が良いそうです。ブラッシングは週に1回程度、抜け毛を取り除いてあげましょう。