ドーベルマン・ピンシェルについて
強くて気高く、また番犬として強くて怖そうなイメージがあるドーベルマン・ピンシェルは、筋肉質でなめらかな短毛を持っています。よくミニチュア・ピンシャーを小さいドーベルマンと表現されますが、外見は似ていても全く別物の犬になります。
起源
ドイツ原産のドーベルマン・ピンシェルは、フリードリッヒ・ドーベルマンという人の名から来ています。税金徴収係である彼は、徴収した現金を持ち歩く必要がある事から自分のための護衛犬を生み出そうと、ジャーマン・ピンシャーを元にジャーマン・シェパードやグレーハウンドなど交配して生まれました。
生まれたドーベルマン・ピンシェルの護衛犬としての素晴らしさはすぐに話題になり、世界各国で警察犬、戦争時は軍用犬として戦地に赴いたドーベルマン・ピンシェルもいたようです。その後はショードッグとしても美しいシルエットや立ち振る舞いで魅了し、多くの人々に家庭犬としても飼育されていくようになります。
飼育管理
どうしても獰猛なイメージがありますが、飼い主や家族を守ろうとする愛情深い性格を持っているのがドーベルマン・ピンシェルです。ただ、防衛意識が強すぎる性格の場合は家族以外の人や犬に対して思わぬ行動を起こしてしまう可能性があるので、日頃から訓練を行い、上下関係をしっかり築いておきましょう。
知的で活発的な犬なので、両方をバランスよく行えるような運動を取り組んであげましょう。被毛は短毛なので定期的なケアで問題ありません。